プルエストが泡の洗顔料を作らなかった理由
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こんにちは。
マンナンジェリーハイドロウォッシュの商品開発を担当した住吉です。
多くの方は、きっと”洗顔料はたっぷりの泡で洗う方が肌に良い”と思っていませんでしょうか?
私たちの洗顔料“マンナンジェリーハイドロウォッシュ”は泡立てないで使用する洗顔料なんです。
今回は”なぜ私たちが泡立てない洗顔料を作らなかったのか”をお話します。
少し長くなりますが、最後にお得なご案内をご用意しておりますので、ぜひお付き合いください…!
肌を擦らないことが洗顔の大前提
洗顔を行う際に大切なことの1つは肌に刺激を与えない(擦らない)こと。
どんなに低刺激なアイテムを使用しても、汚れをしっかり落とそうとゴシゴシ洗ってしまうと、
手の摩擦で肌を傷つけ、赤みや肌荒れを引き起こしてしまいます。
これは余談ですが、毛穴汚れが気になるばかりに
・角栓をピンセットで抜いたり押し出す
なんて行っている方は要注意!
肌を守るバリア膜やうるおいまで取り去ってしまうなど、
余計に肌トラブルを引き起こしてしまう危険があります。
「毛穴がスッキリするからついついやっていた!」という方は今すぐ我慢しましょうね。
洗顔料として一般的な泡立てるタイプでは、
泡が肌と手の間にクッションとなり、肌を擦らずに洗うことができます。
これが泡立てるタイプの洗顔料が”肌に優しい”というイメージがある理由です。
それなのに、なぜ私たちは泡に頼らなかったのでしょうか?
うるおいまで奪う洗顔は使わない
一般的に泡を作り出すためには界面活性剤を多く使用しなければなりません。
この洗浄力が多すぎたり強すぎるものだと肌のうるおいを多く取り去ってしまいます。
そしてこの界面活性剤は、泡になることで力が最大限に引き出されるのです。
つまり、泡立てて使用すると肌の摩擦は少なくてもうるおいをごっそり奪い去ってしまう危険があるのです。
泡に頼らずに汚れを落とせるものを作ろう
PLUESTのブランドコンセプトは”スキンケアを通して楽しみを提供する”。
スキンケアを楽しんでいただくために、うるおいを奪う洗浄力は必要ありません。
それならば、「泡にしなくても肌に摩擦を与えず、汚れだけを落とせる洗顔料を作れば良い」と考え、
今までの常識であった“洗顔料は泡立てるもの”という概念を捨てることに決めました。
モイストヒーリングなら泡に頼らず落とせる
泡立てずに汚れを落とすことができ、うるおいを奪わないものはないのか?
と素材を探していた時に出会ったのがモイストヒーリング。
「これは良さそう!」と研究を進めていくうちにモイストヒーリングを応用できれば、私たちの理想とする洗顔料を作れることが分かりました。
1.うるおいの蒸発を防ぐだけでなく、洗顔からうるおいを高めることができる
2.洗顔後のスキンケア効果が倍増する
3.うるおいの補給により肌細胞の1つ1つが元気になる
4.肌ストレスをリセットできる
うるおいを奪わないどころか、与えることまでできて肌を元気にするなんて・・・!
こんなにメリットが沢山あるモイストヒーリングを応用しない手はありません。
そしてここからモイストヒーリングを応用できる素材探しが始まりました。
うるおい・洗浄を両立する保水ジェル
モイストヒーリングを応用しつつ、肌に安心感を与えられる素材を探し続けること半年、、、
スキンケアに楽しみと喜びを与える”PLUESTとして作るには、これだけの要望を抱える必要がありました。
1.沢山の水分を抱えることができる
2.抱えた水分を肌に浸透させることができる
3.肌に摩擦を与えない
4.肌にやさしい天然由来であること
5.汚れをしっかり取ることができる
そこでようやくたどり着いたのが保水ジェル!
この保水ジェルは、別名”ハイドロジェル”とも呼ばれ自身の200倍以上の水を抱えることができる*ほど、
水分を保持する力がとても強く、さらに水分の蒸発まで防ぐことができるのです。
*カラギーナンにおける情報より参照
私たちはこの保水ジェルを洗顔料に変身させるべく、開発を進めました。
ジェルの性質はあえての弱アルカリ性
マンナンジェリーハイドロウォッシュは弱アルカリ性の性質を持ちます。
肌は弱酸性のため、一見肌に刺激となるのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし美肌の湯と言われる下呂温泉、道後温泉、鬼怒川温泉などを思い出してみてください。
実はそれらはアルカリ性の温泉水が湧いているのです。
アルカリには、固まった角栓やゴワついた角質を柔らかくしながら取り除く働きがあるため、
美肌の湯に浸かると肌がツルツルになるのです。
反対に弱酸性であれば、それ自体は肌にやさしいですが、汚れを落とす力はないため界面活性剤が必要になります。
私たちは“うるおいを奪う洗顔料を作らない”ことをモットーにしていたため、界面活性剤の多量は絶対にNG。
アルカリの力を使えれば、界面活性剤を多量せずに角栓や角質のケアができるのです。
それに、肌には本来“中和能”という働きがあり、一度弱アルカリに傾いても中性に戻る力があります。
だから保水ジェルが弱アルカリ性でも肌の負担にはならないのです。
高粘度のジェルが摩擦も汚れもクリアに
保水ジェルでうるおいの補給はクリア、弱アルカリで汚れのアプローチもクリアできましたが、
次の課題は“摩擦”と“汚れをどうやって取り去るか?”の2つ。
ジェルがぴったりと肌に密着してくれないと、手で直接肌を触ってしまうことになります。
さらにせっかく浮かび上がった汚れを抱えることができなければ、肌に汚れが残ったままになり、不衛生に、、、
そこで主成分として採用したのが海藻由来の(カラギーナン)です。
海藻はネバネバ健康食材として知られているように、カラギーナンもまた粘り気がとても強い成分。
肌への密着力が高いため、摩擦を防ぐクッションの役割を担うことができます。
さらにこの粘り気により、浮き上がった汚れをしっかり絡めとることができる優秀成分なのです。
これで準備は整い、その後は料理のレシピを考えるように微調整の連続。
カラギーナンの粘性を調整し、、、
水分や保湿成分を限界まで抱えこませ、、、
肌触りが良い弾力・滑らかさを確認し、、、
100回以上試行錯誤を行った結果、プルプルの弾力あるジェルが完成したのです。
驚きの保水力
肌にジェルを伸ばした瞬間に、ジェルが抱え込んでいたうるおい成分が一気に弾け角質層に浸透。
泡や界面活性剤に頼らなくても汚れをオフでき、しかもうるおいを与えることにまで成功!
後に実施した臨床試験*では洗顔後の水分量が120%も改善したのです。
*2020年9月~11月に日本臨床試験協会にて実施
*2021年3月 医学誌「診療と新薬Vol.58」掲載
粘って粘って研究し続けた結果、”泡立てなくても肌にやさしく汚れを落とせる洗顔料“を作ることに成功しました。
今ではおかげ様で累計230万本*を突破し、多数メディアにて1位をいただくほどの看板商品に。
*2022年9月時点の累計工場出荷本数
泡立てない洗顔料に拘ったことで、肌にやさしくうるおいを与える洗顔料を作ることができました。
その後のスキンケア効果も今まで以上に感じていただけるはずです。
是非こだわりが詰まった保水ジェルを楽しみながらご使用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ライター紹介
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住吉
ブランド設立時から在籍。“肌が喜ぶスキンケア”をモットーに肌理論に基づく製品企画を心掛けている。
工場での製造立ち合いも担当し、安心できる商品をお客様にお届けできるよう日々奮闘中。